出たな!! ツインビー

PCE コナミ 1992年2月28日発売

6800円 4Mbit

十字キー 8方向移動

Iボタン 対地ショット
IIボタン 対空ショット

見劣り
前年に発売された「出たな!! ツインビー」初の家庭用移植版。

このちょうど一週間前に同ハードで「パロディウスだ!」が発売されており、この1ヶ月ほどは専門誌でコナミの特集なども組まれたりしてなかなかの盛り上がりを見せていたが、やはり主役はパロであり「出たツイ」の扱いは小さかった。

ゲーム自体の出来も雲泥の差であり、横画面と言う事もあるがあまりのアーケード版との差に愕然としてしまい、私はショックのあまりほとんどやり込む事はなかった。

それでもPCエンジンFANの成績表では24.8点と非常に評価が高かったので、アーケード版を知らない人であれば十分な出来であったのだろう。




周辺機器必須
移植の出来は悪いとは言っても、それはアーケードとPCEの差を考えれば当然の事でもあるが、パワーアップ時のボイスがなく、さらに6面が丸々カットされてしまっていると言うのはやはり寂しい限りだ。

見た目以外の違いとしては気合弾が溜まる速度が速く、これは随分と有利になっているので、難易度的にはアーケード版よりは楽だろう。

ただ2面ボスの下に下りる時のパターンが若干異なり、最終ボスも鉄球のパターンが違っていたと記憶しているので、アーケードの攻略は通用しない部分も多い。

6面の雲のラスタスクロールと、後半の多重スクロールはちゃんと再現されておりなかなか見栄えは良い。

また本編とは別に既発売のコナミのPCEソフトに入っていたチラシには縦画面モードの収録も記載されており、アーケードのファンとしてはこれは有難いものだと思っていたが、実際は裏技でありしかもマルチタップがないと使えないと言うものであった。

私はマルチタップを所有していたので問題はなかったが、まさかあのコナミが周辺機器が必須と言うこんなアンチユーザーフレンドリーな仕様を組み込むとは思わず、これはあまりにも意地悪だと思ったものだ。












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